乗り心地を上げろ
MISSION.03
河出 光晴 MITSUHARU KAWADE 機能実験部

 入社以来、一貫して操縦安定性と乗り心地技術の開発に携わっています。主に手がけているのは操縦性、安定性、乗り心地に必要なボデー骨格やシャシー部品、シャシー制御の開発などです。

 新型デリカD:5の開発は、新法規に対応するため、フロントエンドの骨格構造を見直すところから始まりました。それに伴い、操縦安定性に必要な骨格剛性も確保しなくてはなりませんでした。実を言うと、これが難問でした。
 新法規には「衝突要件」という項目がありまして、これをクリアするために最新のフロントエンド構造を部分的に使うことになったのですが、CAE解析を進めると、デリカとして必要な剛性が不足していることが判り、我々の求める高剛性の骨格構造を実現するため、地道な改良を繰り返し施した結果、望む数値を得られるまでに1年はかかったでしょうか。シャシーに関しては、一定の評価をいただいている現行サスペンションを踏襲しながらさらにその機能を高めることに。ショックアブソーバーのバルブ構造を大きく見直すとともに、リアのショックアブソーバーのシリンダーのサイズをアップさせています。 おかげで乗り心地も大幅に向上しています。

 私にとって、デリカは特別に思い入れのある車です。現行モデルの開発当時、操安を担当したのは私の上司でした。上司を含む全開発者が熱い想いを抱き、愛情を持って取り組んでいたことを知っているので、是非、私もその思いを新型デリカD:5にも継承させたいと思いました。当初、新型デリカD:5は他の者が担当することになっていたのですが、上司に直談判して担当させていただいたのも、そんな気持ちがあったからかも知れません。なんだかんだ言って、結局、私もデリカを好きなんでしょうね。

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