2002 Cross-Country Rallies
- 4月15日発行 -

2002年FIAワールドカップ・クロスカントリーラリー第2戦
第21回チュニジアラリー
三菱パジェロのペテランセルが総合優勝!

 


「チーム三菱ラリーアート」
S・ペレランセル / J・P・コトレ

 

 2002年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第2戦、第21回チュニジアラリーが4月6日(土)〜14日(日)にかけてフランス〜チュニジアを舞台に全行程2165km、うちSS(競技区間)1967km(キャンセルされた12日のSS281kmを含む)に渡って行われ、「チーム三菱ラリーアート」から三菱パジェロT2仕様で出場したステファン・ペテランセル(フランス)が四輪部門で総合優勝。2位にアル・ムタウェイ(アラブ首長国連邦)が続いて、パジェロがワン・ツー・フィニッシュを達成した。

「チーム三菱ラリーアート」
S・ペレランセル / J・P・コトレ
 今年で第21回目を迎えるチュニジアラリーは、4月6日(土)フランス・ニースでのプロローグランのあと、フェリーで地中海を渡り、4月8日(月)からチュニジア南部の砂漠を舞台に1週間に渡って開催。今年のルートは南部地域を時計周りに一周する形で、途中ループ状の区間も設定された。今大会では砂丘越えがふんだんに採り入れられることになり、有力選手がリタイアする難易度の高いイベントとなった。
 今回のチュニジアラリーから三菱チームに移籍したペテランセルは、過去「パリ・ダカ」の2輪部門で優勝6回という前人未到の記録を持つドライバーで、99年には4輪にも進出。今回のラリーではプロローグランで早速トップを獲得すると、8日(月)から始まったアフリカ・ステージでは初日のパンクで2位となったものの2日目には逆転して首位に。そのまま一度もトップの座を明渡すことなく、2位に1時間以上の大差をつけて14日(日)トゥゼールへゴールした。
 ラリーは8日にライバルのジャン・ルイ・シュレッサー(フランス、シュレッサー・バギー)が、また10日(水)の難所ではブルーノ・サビー(フランス、フォード・レンジャー)とホセ・マリア・セルビア(スペイン、シュレッサー・カングー)が相次いで転倒、クラッシュして戦列を去るなど、序盤から荒れた展開となった。終盤は砂嵐と激しい風雨に見舞われ、12日(金)のSSがキャンセルされるなど、自然を舞台にしたクロスカントリーラリーらしいハプニングにも見舞われた。こうした状況下、ペテランセルは初めてステアリングを握った三菱パジェロで果敢かつ冷静な走りを展開。パンクの他は目立ったトラブルもなく、自身にとって初となる四輪部門でのクロスカントリーラリー総合優勝を獲得した。

ステファン・ペテランセル(Stephane PETERHANSEL)
 1965年8月6日フランス生まれ。36歳。1980年にバイクレースでレースデビュー。クロスカントリーラリーの最高峰パリダカで2輪部門で6度の優勝と、2輪の世界選手権エンデューロで2度のシリーズチャンピオンに輝く。1999年のグラナダ〜ダカールラリーでは初の4輪部門参戦ながら総合7位。以降4輪部門で参戦を続け、2000年は総合2位。2001年にはT1(市販車無改造)部門で優勝している。
ステファン・ペテランセルの主な戦績
2輪戦績
4輪戦績
1991年 パリ〜ダカールラリー 優勝
1992年 パリ〜ケープタウンラリー 優勝
1993年 パリ〜ダカールラリー 優勝
1995年 パリ〜ダカール
〜パリラリー
優勝
1997年 ダカール〜アガデス
〜ダカールラリー
優勝
世界選手権エンデューロ シリーズ
チャンピオン
1998年 パリ〜グラナダ
〜ダカールラリー
優勝
2001年 世界選手権エンデューロ シリーズ
チャンピオン
1999年 グラナダ〜ダカールラリー 総合7位
2000年 ダカール〜ダカール
〜カイロラリー
総合2位
モロッコラリー 総合5位
2001年 パリ〜ダカールラリー T1部門優勝
(総合12位)

< 結果>
< 開催概要 >
1. 開催日 4月6日(土)〜4月14日(日)
2. 開催場所 フランス〜チュニジア
3. 参加台数 100台(三菱車 19台)
T1 32台(三菱車 6台)
T2 68台(三菱車 13台)
T1=プロダクション部門
T2=スーパープロダクション部門
4. 完走台数 55台
順位
ドライバー
車両(カテゴリー)
タイム
1
S・ペテランセル 三菱パジェロ(T2)
17時間10分40秒
2
A・ムタウェイ 三菱パジェロ(T2)
1時間11分02秒
3
E・オリオリ 日産パトロール(T2)
2時間54分38秒
4
A・クロル 三菱パジェロ(T2)
3時間30分14秒
5
T・ドラベルニュ 日産テラノ(T2)
3時間38分59秒
6
F・クロス 日産テラノ(T2)
3時間43分29秒
7
V・ラキティアンスキー 三菱パジェロ(T2)
4時間02分25秒
8
J・F・ギノー 日産テラノ(T2)
4時間12分51秒
9
N・ミスリン 三菱パジェロ(T2)
5時間27分18秒
10
A・メイヤー 三菱パジェロ(T2)
6時間24分03秒
13
G・ランサック(T1優勝) メルセデスML430(T1)
7時間20分07秒
*2位 以下のタイムはトップとの差

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