2002World Rally Championship
  第22回 ラリー・アルゼンチン 2002
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- 5月20日発行 -

2002年世界ラリー選手権第6戦
2002年プロダクションカー世界ラリー選手権第4戦

【5月19日(日) 最終第3レグレポート】
(総走行距離498.86km/内SS19〜SS22 距離 73.87km)
気温:17度前後 天候:曇り時々雨
路面:ドライ&ウェット

「マールボロ三菱ラリーアート」
三菱ランサーエボリューションWRC
マクレー総合8位でフィニッシュ
グループNは三菱ランサーエボリューションの
R・フェレイロスが優勝


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.5.19 第3レグ)

 2002年FIA世界ラリー選手権(FIA)第6戦アルゼンチンラリーは19日(日)、最終の第3レグを行い、コルドバのオリンピック・スタジアムにゴール。「マールボロ三菱ラリーアート」のマクレーは総合8位でフィニッシュした。グループNではプロダクションカー世界ラリー選手権ポイントリーダー、三菱ランサーエボリューションのラモン・フェレイロス(ペルー)が優勝を飾った。
優勝はフォードのカルロス・サインツ(スペイン)。1位でゴールしたのはマーカス・グロンホルム(フィンランド)だったが、第3レグでサービス禁止区間で不正行為を行っていたことにより失格、2位のリチャード・バーンズ(英国、プジョー206)もラリー後の再車検でフライホイールの重量がレギュレーション違反と判断され、失格となった。繰り上がりで優勝となったサインツはトミー・マキネン(フィンランド、スバル)に並ぶWRC最多の24勝を獲得した。
ラリー最終レグの総合距離は498.86kmだが、SS(競技区間)距離は73.87km。このレグにはアルゼンチン名物のSSが含まれており、熱狂的な地元ファンは年に1度のWRCをひと目見ようとグラベルロードの両側に列を作って声援を送った。

マクレー、総合8位完走を果たす
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.5.19 第3レグ)
  「マールボロ三菱ラリーアート」のマクレーはトラブルフリーで最終レグを走破した。マクレーは「今日最初のSS19は、ちょっと霧がちで路面がダーティだったけど、クリアな視界で走行できた。続くSS20では、スピンを喫してコース復帰に15秒ほどロスした。マシンはキプロスよりも良くなっていたし、高速でオープンなステージの方がパフォーマンスが良いことがわかった。ただ、まだやるべき仕事は残っている。次のアクロポリスも頑張る」と語った。
「マールボロ三菱ラリーアート」のチームディレクター、ジョン・イーストンは、ラリーを総括して次のように語った。「ポイントを獲得できなかったのは残念だ。しかし、キプロス以来、我々は確実に前進してきている。ドライバーのコメントも実際のタイムもこの手応えを裏付けている。さらに精力的に開発作業を行い、再びタイムのリーダーボードに名を連ねる事が出来るようにしたい」と語った。

三菱ランサーエボリューションのフェレイロス、グループN優勝!
プロダクションカー選手権、三菱トロフィーの両ポイントリーダーとなる


三菱ランサーエボリューション
R・フェレイロス/D・バレジョ
(写真:02.5.19 第3レグ)
 フェレイロスは最終レグのSS19でコースオフを喫し、フロントにダメージを受け一瞬ヒヤリとしたが、2位の新井敏弘(スバル)の猛追をかわして、見事グループN優勝、ツール・ド・コルスに続いて今季2勝目をあげた。プロダクションカー選手権でも1位10点を獲得し、ポイントを20点として単独トップに立った。「本当に嬉しい。タフなラリーだった。一秒たりともロスしないように必死だった。」フェレイロスは喜びを隠せない表情で語った。2位は日本の新井、3位はカラムジット・シン(マレーシア、プロトン)。
プロダクションカー選手権に出場の三菱車で競われる三菱トロフィーでは、前戦までグスタボ・トレレス(ウルグアイ)がポイントリーダーだったが、フェレイロスが20ポイントとなり、逆転トップに立った。トレレスは19ポイントで2位。
次のFIAプロダクションカー世界ラリー選手権は7月のサファリラリー。

プジョーのグロンホルム、バーンズが失格。
サインツWRC最多タイの24勝目をあげる!

 この日、0.5秒差でスタートしたグロンホルムとマキネンが、激しいトップ争いを演じた。SS21でマキネンがコースアウトで大クラッシュしリタイア。この後、グロンホルムは余裕のクルージング、首位でコルドバに戻り、今シーズン3勝目を獲得したかに思えた。しかしプジョーは、第3レグのスタート時にエンジンが始動しないグロンホルムに対し、パルクフェルメ(車両保管所)から10m出たところで、サービスが不正な指示を行ったという疑いについて、主催者から聴聞を受けた。一昨年のフィンランドラリーからサービスパークから1km以上離れた地点でチーム関係者がマシンに近寄ってはいけないという規定が実施されている。パルクフェルメのあるヴィラ・カルロス・パズは、この日のサービスパーク、ミナクラベロから120kmも離れており、当然チーム関係者がマシンに近寄ることは禁止。この結果、グロンホルムは失格、アルゼンチンラリーの勝者はチームメイトのバーンズの物になるかと思われた。しかし、ラリー後の再車検でバーンズのフライホイール重量がレギュレーション違反と判断され失格。3位につけていたサインツが繰り上がりで優勝し、マキネンと並ぶWRC最多の24勝目をあげた。
第2戦スウェディッシュラリーから続いたプジョーの1〜2フィニッシュがストップ。しかし、ドライバーズ選手権では、今回失格となったものの、依然としてグロンホルムがトップにいる。また、マニュファクチャラーズでは、今季初となるプジョーのノーポイントで、フォード、スバル、三菱の巻き返しが期待される。

グラベル5連戦の第3戦目はアクロポリスラリー
2002年WRC第7戦は、再びヨーロッパに舞台を移し、6月13(木)〜16日(日)ギリシアでアクロポリスラリーが行われる。猛暑と人の頭ほどある岩がころがる悪路で名高いラリーは、ドライバーとマシンにとって過酷なイベントとなる。

 

■最終第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
*C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
4時間08分09秒1
2
*P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
4秒0
3
*C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
2分19秒1
4
*M・マーチン/M・パーク フォード・フォーカスWRC
2分52秒4
5
*T・ガルデマイスター/P・ルカンダー スコダ・オクタビアWRC
5分18秒8
6
*K・エリクソン/K・ターナー スコダ・オクタビアWRC
6分16秒6
7
*J・カンクネン/J・レポ ヒュンダイ・アクセントWRC
8分03秒3
8
*A・マクレー/D・セニアー 三菱ランサーエボリューションWRC
8分49秒6
9
*G・ポッゾ/D・L・スティロ スコダ・オクタビアWRC
13分58秒9
10
R・フェレイロス/D・バレジョ 三菱ランサーエボリューション(P1位 ,N1位)
24分18秒5
11
新井 敏弘/T・サーカム スバル・インプレッサ(P2位,N2位 )
24分48秒6
12
K・シン/A・オー プロトン・ペルト(P3位,N3位)
25分33秒6
2位以下のタイムはトップとの差
*=マニュファクチャラーズ対象ドライバー
P=プロダクション世界ラリー選手権登録ドライバー
N=グループN

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第6戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1
M・グロンホルム(プジョー)
31
2
G・パニッツィ(プジョー)
20
3
C・サインツ(フォード)
19
4
R・バーンズ(プジョー)
19
5
T・マキネン(スバル)
14
6
P・ソルベルグ(スバル)
13
7
C・マクレー(フォード)
10
8
H・ロバンペラ(プジョー)
9
9
P・ブガルスキー(シトロエン)
7
10
S・ローブ(シトロエン)
6
11
M・マーチン(フォード)
3
12
A・マクレー(三菱)
2
13
T・ガルデマイスター(スコダ)
2
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1
プジョー
68
2
フォード
41
2
スバル
33
4
三菱
6
5
スコダ
5
6
ヒュンダイ
3

 

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