2002World Rally Championship
  第49回 アクロポリスラリー
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- 6月17日発行 -

2002年世界ラリー選手権第7戦

【6月16日(日) 最終第3レグレポート】
(総走行距離341.05km/内SS4カ所(13〜16)距離96.39km)
気温:36度前後 天候:快晴
路面:ドライ

「マールボロ三菱ラリーアート」
三菱ランサーエボリューションWRC
F・デルクール総合11位
A・マクレーは無念のリタイア
グループNは三菱ランサーエボリューションが優勝


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.6.16 第3レグ)

 2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦、第49回アクロポリスラリーは6月16日(日)最終日を行い、「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクール(フランス)が総合11位 、アリスター・マクレー(英国)はSS13でステアリングを破損し、惜しくもリタイアとなった。グループNでは、三菱ランサーエボリューションが見事優勝を飾り、その耐久性を実証した。
ラリーはコリン・マクレー(英国、フォード)がアクロポリスラリー3連勝を飾り、ドライバーズ選手権でも7位 から3位に上がった。C・マクレーはWRC24勝目を飾り、トミー・マキネン(フィンランド、スバル)、カルロス・サインツ(スペイン、フォード)と共に再び史上最多勝タイとなった。2位 はマーカス・グロンホルム(フィンランド、プジョー)。3位にサインツが入り、フォードはマニュファクチャラーズポイントを55として、1位 のプジョー(77点)との差を22点に縮めた。

悪路と猛暑のサバイバルラリー
 過酷なアクロポリスラリーの洗礼を受け、初日スタートした84台のうち、最終日、イテアにゴールができたのは35台に減っていた。この日のルートはイテアの北方でSS4カ所96.39kmを走り、イテアの海辺へゴールするコース。日程中最短ではあるものの、気候の厳しさは最終日が一番暑く、気温は36度を越え、湿度も高く体力を要求されるコンディションだった。コース自体は例年よりもスムーズでイージーになっているというのが大方のドライバーの意見ではあったが、それでもシリーズ中では暑く難しいイベントであることに変わりはない。

デルクールは総合11位でフィニッシュ
 デルクールは最終日もアタック、最終SSでトニ・ガルデマイスター(フィンランド、スコダ)に交わされたものの、総合11位 でゴールした。「少なくともマシントラブルは何一つ起きなかったから、これはアクロポリスとしては良かった。2日目と最終日のスタート順は前の方で良くなかったから、タイムはそんなに伸ばせなかったけど、それにしても今年は今までで一番高速でスムーズな路面 のラリーだった。どのドライバーも今までここではなかったようなスピードでフラットアウト(全開)していたし、リタイアも例年よりは少なかった」。

マクレーは、惜しくもSS13でリタイア
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.6.16 第3レグ)
 アリスター・マクレーは最終レグ最初のSS13でステアリングを破損し、車を止めて修復に努めたものの、結局リタイアとなった。「コーナーをインカットした時に、サスペンションが伸びきっていて、ホイールがまともに岩に当たった。車は道から外れてステアリングが壊れてしまった。こういう形でラリーを去るのはとても悔しい。完走まであと少しだったしね。でもラリーを通 して車の信頼性は高かったし、スピードも出ている。改良していけばもっとよくなると思う。とにかくシリーズ中1、2位 を争うタフなラリーで、車の信頼性が高かったことには満足している」。

「マールボロ三菱ラリーアート」のチームディレクター、ジョン・イーストンはラリーについてこう語った。「我々のここでの目的は車の信頼性を確かめることでもあった。その点については満足いく結果 を得ることができたし、これは次のサファリラリーを迎えるに当たっていい材料だ。サファリはここ6年間で2回勝っているし、期待できると思う」。

グループN、三菱ランサー耐久性の実証。完走は僅か3台
グループNでは12台の参加車両のうち、完走は三菱ランサーエボリューションの3台だった。前日まで大差でトップを走っていたセオドロス・ペタリディス(ギリシャ)は最終SSの前にリタイアし、ディミトリス・ナソウラス(ギリシャ)が2位 に5分近い差をつけて優勝した。

最終日、ワークス勢4台がリタイア
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三菱ランサーエボリューション
D・ナソウラス / L・マヘラス
(写真:02.6.16 第3レグ)
 バーンズ(プジョー)、パニッツィ(プジョー)、ロイックス(ヒュンダイ)
最終レグでは三菱のマクレーを含むワークス4台がリタイアした。前日3位のリチャード・バーンズ(英国、プジョー)はSS13でサスペンションを破損しリタイア。同じくプジョーのジル・パニッツィ(フランス)もSS14でコースを外れギアボックスを破損しリタイアした。SS14ではフレディ・ロイックス(ベルギー、ヒュンダイ)が車体下部を破損しオイル切れとなってリタイアした。

WRC第8戦はアフリカへ舞台を移し、開催50周年を迎える伝統のサファリラリーが7月12日(金)〜14日(日)に行われる。デルクールは過去昨年の1回しか走っていないが、4位に入賞している。マクレーは今回が初参戦となる。


■第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
*C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
4時間27分43秒8
2
*M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
24秒5
3
*C・サインツ/M・マルティ フォード・フォーカスWRC
1分45秒6
4
*H・ロバンペラ/R・ピエティライネン プジョー206WRC
1分57秒6
5
*P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
1分58秒6
6
*M・マーチン/M・パーク フォード・フォーカスWRC
2分40秒1
7
S・ローブ/D・エレナ シトロエン・クサラWRC
3分45秒8
8
T・ラドストロム/D・ジラウデ シトロエン・クサラWRC
5分08秒7
9
*A・シュワルツ/M・ハイマー ヒュンダイ・アクセントWRC
5分41秒0
10
*T・ガルデマイスター/P・ルカンダー スコダ・オクタビアWRC
7分17秒4
11
*F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
7分21秒6
25
D・ナソウラス/ L・マヘラス 三菱ランサーエボリューション(N1位)
47分42秒3
2位以下のタイムはトップとの差
*=マニュファクチャラーズ対象ドライバー
N=グループN

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第7戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1
M・グロンホルム(プジョー)
37
2
C・サインツ(フォード)
23
3
G・パニッツィ(プジョー)
20
4
C・マクレー(フォード)
20
5
R・バーンズ(プジョー)
19
6
P・ソルベルグ(スバル)
15
7
T・マキネン(スバル)
14
8
H・ロバンペラ(プジョー)
12
9
P・ブガルスキー(シトロエン)
7
10
S・ローブ(シトロエン)
6
11
M・マーチン(フォード)
4
12
A・マクレー(三菱)
2
13
T・ガルデマイスター(スコダ)
2
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1
プジョー
77
2
フォード
55
2
スバル
35
4
三菱
6
5
スコダ
5
6
ヒュンダイ
4

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