2002World Rally Championship
  70回ラリー・オートモービル・モンテカルロ
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- 1月21日発行 -

【1月20日(日) 最終・第3レグレポート】
(総走行距離270.22km/内SS4カ所距離98.80km)
天候:晴れ/気温:6度前後
路面:ドライ

「マールボロ三菱ラリーアート」
三菱ランサーエボリューションWRC
F・デルクール総合9位、A・マクレー総合14位

総合優勝のローブ(シトロエン)は2分のペナルティーについて FIAの裁定待ち。


三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.1.20 レグ3)

 2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦モンテカルロラリーは20日(日)、最終日の第3レグを行いモンテカルロにゴール。「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクール(フランス)は総合9位、アリスター・マクレー(英国)は14位で三菱ランサーエボリューションWRカーでの初戦を終えた。ラリーはセバスチャン・ローブ(シトロエン)がWRC初勝利を飾った。2位はトミー・マキネン(スバル)、3位にはカルロス・サインツ(フォード)が入った。
 なお、シトロエンに規則違反があり、ローブがペナルティ2分以上を受けるかどうかは、FIA(国際自動車連盟)の裁定を待って正式順位が決定する。 ドライバーズポイントはローブが10点を獲得。マニュファクチャラーズポイントはシトロエンがフル参戦しないために加算されず、スバルが12点、フォードが10点、プジョーが4点を獲得した。

 最終レグは前日につづき、F1グランプリでもお馴染みのヨットハーバー脇のサービスパークを基点に、モンテカルロ北方へSS4カ所98kmを争った。参加車両56台のうち、最終日のスタートを切ったのは26台。3日目もよく晴れたラリー日和だったが、ロードコンディションは相変わらず湿った部分や凍結箇所がところどころ混じったドライで難しい路面だった。この日も難所チュリニ峠のルートが2回あり、ギャラリーのキャンプ組は引き続きSSに陣取りバーベキューなどを楽しみながらラリーカーの走りに声援を送っていた。

デルクールは初戦を総合9位で終了。ランサーWRカーに手応え。
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
F・デルクール/D・グラタルー
(写真:02.1.20 レグ3)
 デルクールは9位のポジションを維持しながら、さまざまな状況での三菱ランサーエボリューションWRカーのデータ収集に務めた。「今日の2番目のSS13はかなりボコボコで、ここを走るにはちょっとセットアップが堅すぎた」とデルクール。「ここはまたとても滑りやすいところで、しかも道に余裕がなくてミスすると即アウトだった。少しでも順位を上げたかったから残念だけど、エントリー2台とも初戦で完走できたから、それはそれで悪くないと思う。車自体はエンジンも含めてポテンシャルがあるから、今後のターマック(舗装路)ラリー、3月のツール・ド・コルスまでにつくり上げていきたい。次はスウェーデン。マクレーはテストでいい材料を報告をしている。今回の順位に満足はしてないが、車のポテンシャルはよく分かったから希望を持っているよ」と話していた。
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三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.1.20 レグ3)
 チームメートのアリスター・マクレーはモンテカルロラリー出場が2回目。今回、完走をしたことは大きな収穫だった。
 「とにかく新しいチームでの初戦で完走できて何よりだった。車に慣れるヒマもないぐらいのとても難しい一戦だったけど、実戦で得ることができたものはたくさんあった。これでツール・ド・コルスに向けてのデータもたくさん集まったし、もちろん次のスウェーデンでも調子が上がってくると思う」とアリスター・マクレー。
 「マールボロ三菱ラリーアート」のチームマネジャー、デレック・ダウンシーは初戦を振り返ってこう言った。「我々は典型的なモンテカルロのコンディションを想定して、それに集中してテストを行い車もセットアップした。それが、始まってみれば雪がほとんどないような暖かい天候だった。しかし、ツール・ド・コルスのためのいいデータが集められた。今回の一戦で得られたものは大きかった。エンジンのパフォーマンスは十分あったから、あとは車重を少なくしていくことだろう」

ローブに2分間のペナルティはFIAの裁定待ちに。*注

三菱ランサーエボリューションWRC
「マールボロ三菱ラリーアート」
A・マクレー/D・セニアー
(写真:02.1.20 レグ3)
 ラリーはワークス初参戦のローブの劇的勝利で幕を閉じた。昨夜、レギュレーション違反となるタイヤ交換を行っていたことが判明し、2分のペナルティーを宣告された。しかし、シトロエンはこれに対して抗議を行い、当面ペナルティーは加算されず、FIAの裁定を待つことになった。3位はサインツで、4位には最終日に追い上げたコリン・マクレー(フォード)が入った。プジョーは前日から順位を1つ落としたグロンホルムの5位が最高。6位はソルベルグ(スバル)が健闘。前年チャンピオンのバーンズ(プジョー)は7位に終わった。
 世界ラリー選手権第2戦は氷雪路が舞台のスウェディッシュラリー。

 
1月31日(木)から2月3日(日)かけて開催される。「マールボロ三菱 ラリーアート」はデルクール、アリスター・マクレーに加えて、ヤニ・パーソネン(フィンランド)をスポット参戦させて三菱ランサーエボリューションWRカー3台体制で出場する。


*注
1月25日(金)シトロエン・スポールが抗議を撤回すると発表した。これによりローブは総合2位となり、トミー・マキネン(フィンランド、スバル)が総合優勝となった。

 

■第3レグ終了時・総合成績(暫定)■

順位
ドライバー/コ・ドライバー
車両(WRC=ワールドラリーカー)
タイム
1
T・マキネン/K・リンドストロム スバル・インプレッサWRC
3時間59分30秒7
2
S・ローブ/D・エレナ シトロエン・クサラWRC
1分14秒1
3
C・サインツ/L・モヤ フォード・フォーカスWRC
1分15秒7
4
C・マクレー/N・グリスト フォード・フォーカスWRC
1分58秒0
5
M・グロンホルム/T・ラウティアイネン プジョー206WRC
2分07秒4
6
P・ソルベルグ/P・ミルズ スバル・インプレッサWRC
2分29秒6
7
G・パニッツィ/H・パニッツィ プジョー206WRC
3分20秒1
8
R・バーンズ/R・レイド プジョー206WRC
4分16秒4
9
F・デルクール/D・グラタルー 三菱ランサーエボリューションWRC
5分35秒7
10
T・ガルデマイスター/P・ルカンダー スコダ・オクタビアWR
6分42秒4
14
A・マクレー/D・セニアー 三菱ランサーエボリューションWRC
11分27秒6
2位以下のタイムはトップとの差

 

■2002年世界ラリー選手権シリーズポイント 第1戦終了時(暫定)■

●ドライバーズ
順位
ドライバー名(チーム)
ポイント
1.
T・マキネン(スバル)
10
2.
S・ローブ(シトロエン)
6
3.
C・サインツ(フォード)
4
4.
C・マクレー(フォード)
3
5.
M・グロンホルム(プジョー)
2
6.
P・ソルベルグ(スバル)
1
●マニュファクチャラーズ
順位
メーカー
ポイント
1.
スバル
12
2.
フォード
10
3.
プジョー
4
4.
三菱
0
4.

ヒュンダイ

0
4.
スコダ
0

 

 


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